「洞窟」
お絵描きツールに2種類あるように、お絵描きのスタイルにも2種類ある。
それが、「ペイント系」と「ドロー系」。
ペイント系というのは、白いキャンバスに絵をヌリヌリしながら、最終的な完成に向けて、少しづつ少しづつ描き込み、完成度を高めていくというもの。
ドロー系といういうのは、まず紙に鉛筆でデッサンし、これをスキャナで取り込み、輪郭内に色を置いていくというもの。
私はもう完全に、「ペイント系」だろう。最終的な絵のイメージは、なんとなくはあるものの、それをどういう構図で絵描こうか、などと考えつつある段階で、すでに絵を描き始める。画面上で色をイジイジと動かしながら、効果的な構図が得られたならば、光と影の調整や、細部の描き込みなどの段階に入る。
描いているうちに気が変わり、最終的に全く違う絵を描いてしまう場合もある。例えば、この絵。
タイトル:洞窟
使用ツール:Pixia+WACOMタブレット
所要時間:約30分
使用レイヤ:3枚
この絵は一体何を描こうとしたのか。この絵の中のキャラクタは、何をしているのか。そしてこの場所はどこなのか。私自身にさえも、わからない。そんな不思議さが、私に「ペイント系」の絵を描かせるのです。カメラ・オブ・スキュラの登場で、写実的絵画というものは死んでしまいましたが。
「シュールレアリスム」。
それはいまだに、人間にしか描けないものであり。
それこそが「お絵描き」の本質......。
などではないかと、私はようやく、めしとったり。
サルバドール・ダリ先生に導かれ、
私はこの「精神」という暗い洞窟の中を、
もう少し進んでみることになるのでしょう。
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